〜豆がなければ挽けばいい の巻〜
今回作成するのは、新クロサギに登場するラハマティさんのコトゥレットゥラッペ。
詐欺師だけをターゲットに詐欺をする、通称「クロサギ」という詐欺師の主人公、黒崎。
彼の生業は当然犯罪ですが、「父親を詐欺に遭わせた者への復讐」という目的の為に動く彼の存在には、単純に悪では区切れない善悪両方が混在しています。
何だかんだで詐欺被害に遭った人を放っておけなかったり、「情報料」として被害者に報酬の分け前をしたりと、人情もあります。
今回のコトゥレットゥラッペは、黒崎の管理するアパートが舞台のお話に登場します。
黒崎には一応詐欺のほかに、アパートの管理人という表の顔があります。
年季の入ったアパートには、外国人や貧乏学生、お年寄りなどが入居中。
被害者はそこに入居するお年寄りの天野さん。
ある日、知らない会社から電話がかかり、数日後、見覚えのない商品が代引きで届き始め、「送りつけ詐欺」に遭ってしまったことに気づきます。
誰にも相談できず、1つのアパートに暮らしていても、もう隣人同士で助けあったりする時代じゃない‥と諦める天野さん。
偶然詐欺被害を知った入居者の吉川さんは、「今だっておすそわけって普通にありますよ」と励まします。
そして吉川さんが他の入居者に頼んで「おすそわけ」してもらうのが、コトゥレットゥラッペ。
それまで「日本語が通じるのか、どこの国の人かすりゃ分からない」と思っていた入居者が、料理上手で日本語上手なラハマティさんに変わった瞬間です。
見た目はコロッケやハンバーグの様ですが、豆が入っているということで一体どんな味なのでしょう?
というわけで、異国情緒たっぷりなコトゥレットゥラッペ作りに挑戦です!
【用意するもの】

牛ひき肉、ひよこ豆、ターメリック、卵、玉ねぎ
お肉は牛のほかに羊を使ってもOKです。
コトゥレットゥラッペのラッペとは、「チャナダール」という豆を意味します。
チャナダール豆は、ひよこ豆を挽き割りにしたもの。
日本では、ひよこ豆は比較的仕入れやすいですが、チャナダール豆は手に入れづらいです。
ネットで購入ができますが、今回はラハマティさんの気持ちになってひよこ豆を自分で挽き割りにしてみます。

擦り鉢に入れて、ゴリゴリ‥
胡麻を擦るようにしても、一向に割れません。

なので、「擦る」というよりも「割る」ように、上からすりこぎ棒で打ち付けます。
結構簡単に二つに割れます。
ひよこ豆が飛び散らないように、上に布を被せてその上から打ち付けると安全です。

割れていない豆がないように、全部しっかり割ります。

割っているうちに皮が所々剥けますが、乾いている状態では剥きづらいので、ここで意識的に剥かなくても大丈夫です。

割り終えたひよこ豆は、軽く握って剥がれかけの皮を落とします。

あとはこれをボウルに入れて、水に10分ほど浸します。

水分を吸収して、皮が剥がれてきます。

10分ほど経過したら、米とぎの要領でひよこ豆を洗います。
手でもみこむようにすると、皮がつるんと剥けます。
水を流す時に、剥がれ落ちた皮は流してしまって大丈夫です。

全部の皮が剥けきらなくても、大体が剥けたらOK。
水が透き通るのを目安にします。

鍋にひよこ豆を入れて、ひたひたになるまで水を入れます。

あとはこれを、芯まで柔らかくなるまでじっくり茹でます。

ひよこ豆が顔を出しそうになったら、水を足してあげます。

ひよこ豆を茹でている間に、玉ねぎのすりおろしをします。
皮を剥いて、芽を取り除き‥

ひたすら、すりおろします。
みじん切りの時の様に、匂いが染みて涙がでるかと思ったのですが‥
たしかに辺り一帯玉ねぎ臭で充満しているものの、意外と目には刺激がありませんでした。

大根おろしのようですが、玉ねぎのすりおろしは水気を切りません。
この汁ごと使うので、すりおろしたらそのまま置いておきます。

茹で終わったひよこ豆は、ザルにあけて水気を切ります。

水気を切ったら、温かいうちに豆をすり潰します。

よく潰して、ペースト状にします。

あとは、ボウルにひき肉、潰した豆、卵を入れて‥

擦り潰した玉ねぎ、ターメリック、塩こしょうを加えます。

あとは、これを良く練ります。

見た目はハンバーグに似ています。

材料がよく混ざって、タネに粘りがでたらこねあがり。

乾燥しないようにラップをかけて、冷蔵庫で数時間寝かせます。
あとは成形して焼くだけ!
ターメリックとひよこ豆でほんのり黄色く、香りは鼻をくすぐるスパイシーさ。
豆入りのお肉‥一体どんな味になるのでしょうか?
期待と不安を抱きつつ、次回「時間短縮に逆らった結果」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

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