前篇の「この炭、発がん性物質は含みませんの巻」をお読みでない方は、まずはコチラ!
~「意外と難しいマヨネーズのトッピング」の巻~

いよいよ油でアジを揚げます。
身が崩れないように、箸でそっと浸します。

アジがフライパンに入ったら、30秒ほど動かさずに揚げ、衣を安定させます。

次第にアジの温度が上昇していきます。

200度で1分以上揚げ、ひっくり返して反対側も同じように揚げます。
通常、アジの唐揚げは両面で2分ほどの過熱ですが、この炭唐揚げはアジが大きいので時間がかかります。
あまりつついたりすると衣が剥げてしまうので、ここはぐっと我慢。
揚げものは身が浮いてきた時が出来あがりの合図ですが、どうにも大きいので浮いてきません。

浮きはしなくとも、ある程度加熱されると身が軽くなって揺れるので、それを合図に引き上げです。
新聞紙を敷いたバットの上に、身が崩れないように置いて余分な油を落とします。
揚げている間に少し身が割れてしまいましたが、盛り付けで何とかなりそうなので問題なし、ということにします。

余分な油が落ちたら、お皿によそいます。
揚げたてよりも、落ち着かせることで炭色がぐっと深まりました。
今回は再現のためにそのままの状態で盛りつけましたが、本来は天ぷら紙やキッチンペーパーを敷いたほうが良いです。

お箸でわさびを塗ります。
マヨネーズの下書きを兼ねているので、ハート型をわさびで描きます。

わさびはなかなか伸びが悪いので思うようにハートが描けず苦戦。
しかし、わさびの塗り過ぎで辛くなっても大変なので、そこそこの量に留めることにします。

さて、フィナーレを飾るマヨネーズの登場!
おそらくのだめは気楽に書いたのでしょうけれど、それを再現するとなると‥一筆書きなので、緊張の瞬間です。

無事、完成です!

「アジです
」
「炭だろ!」
さて、気になるお味やいかに‥?
イカスミソースにはオリーブオイルやニンニクが含まれているので、辺り一面は独特な香り。
まずはマヨネーズがついていない部分をつまんでみると、片栗粉が良い仕事をしているらしく、サクッと仕上がっています。
気になるイカスミソースの味付けですが‥ちょっとコッテリしていてアジが少し負けてしまっています。
味にまとまりがないというか、もう少し味を〆る何かがあっても良いかもしれません。
せっかく身が柔らかく仕上がっているだけに、味のバランスが今一つ良くないことは残念。
見た目のインパクトの割には普通の味です。
マズくはないけれど、「美味しい!!」というほどでもない、肩透かしなお味。
というわけで、いざ、マヨネーズゾーンに突入してみると‥
「マヨネーズと唐揚げ」の相性は良いはずです。
しかし、「マヨネーズとアジ」は、何とも言えないコンビネーション。
双方の油っぽさが悪い相乗効果を生み、じわじわと胃をもたれさせます。
せめてもの救いとして、わさびが口をさっぱりとさせますが、それも微力‥
「激マズ!」というほどでもなく、かといって、コレは何なんだ?と、味覚が迷子になります。
ある意味では、期待通りの結果なのでしょうか。
確かにこれを手料理として出された日には、しっかりとした材料、手順で作ったものを作って食べたくなるはずです。
千秋先輩が手料理をふるまった気持ちに納得をしつつ、「こんな料理を作るのだめテクニックは、とてもではないが真似できない‥」と、作った人間に確実な破壊力を残した一品なのでした。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□