~美味しいパンが食べたくて の巻~
今回作成するのは、「アルプスの少女ハイジ」に登場する白パン。
ハイジがクララの屋敷に奉公に行った時に登場するこのパンは、今までハイジが食べていた黒く硬いパンとは比べ物にならないほどの柔らかさでした。
あまりの柔らかさに感激したハイジは、友人ペーターの歯が悪い祖母に食べさせたい一心でクロゼットに隠し溜めます。
結局、溜めた白パンは厳しい執事のロッテンマイヤーさんに見つかり捨てられてしまうのですが‥
ハイジがそこまでして、おばあさんに食べさせようとしたパン、それは一体どんなものなのでしょうか?
形状から推測するに、ドイツで朝食によく食べられる「ブレッツェン」かもしれません。
小ぶりで、真ん中に切り込みが入ったシンプルなパン。
屋敷のお抱えシェフか、フランクフルトのパン屋さんが作ったであろう焼き立てのそれは、とても美味しそうです。
今までパンと言えば、実寸アンパンマンや謎の物体を作成してきた当ビストロですが、見た目も可愛らしくて美味しい、本格的なパンだって作りたいのです。
そういうわけで、いざハイジのふわっふわの白パンの再現に挑戦です。
【用意するもの】

強力粉、砂糖、はちみつ、ドライイースト、バター、塩

はちみつをお湯で溶かします。

ドライイーストを、はちみつとは別にぬるま湯で溶かして5分置きます。

溶かしたバターをボウルに入れます。

バターにドライイーストを注ぎ、かき混ぜます。

はちみつも注ぎこみます。
この時、はちみつを溶かしたお湯は十分にぬるくなっていることを確認するのが失敗しないコツです。

砂糖、塩の順番に入れ、それぞれよく混ぜます。

強力粉の半量を注ぎこみ、混ぜます。

全体がよく混ざったら、残りの半分を入れて手で混ぜます。

まとまったらOK。

台の上に乗せて、10分ほどこねます。

今回は生地が小ぶりなので、叩きつけなくて大丈夫です。
手前から奥へ、押し込むイメージでこねます。

押しこんだ生地を折りたたみ、同じように手前から奥へ押し込みます。

生地が途中で乾燥してきたら、おにぎりを握る時のように手を一度湿らせると良いです。
もしも水のつけすぎで生地がベチャっとしてしまったら、生地を台に叩きつけます。
そうすることによって次第に水気が飛びます。

容器にサラダ油を塗ります。

電子レンジの発酵ボタンで温度を30℃に設定し、30分一次発酵をさせます。
電子レンジがない場合は常温で30分前後置きます。

指で生地を押して、跡が戻って来なければ完成。
生地が戻ってくる場合はもう少し置いて下さい。冬場は特に温度が低いので発酵の時間にズレが生じます。

生地を手でそっと押して平べったくし、中にたまったガスを押し出します。

生地を5~6つに等分して、丸めます。
表面がスベスベして、パンらしくなってきました。

乾燥を防ぐために硬めに絞った濡れ布巾を被せて、10分間のベンチタイム。
まだ焼いていないと言うのに、辺りにはほのかに甘い香りがします。
はちみつと小麦、バターの混じり合った、素敵な朝の香り。
気分はパン屋の親父とでも言うところでしょうか。
イースト菌控えめのパンなので、一次発酵を終えても見た目の大きさはあまり変わらず、小ぶりです。
果たして目的の「ふわっふわ」な仕上がりになるか心配なところ。
カッチカチのパンになってしまったらどうしよう?
おばあさんの歯は守れるのか?
次回、「クロゼットでいつまで保てる!?ふわふわの持続性」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□