~ちょっとだけ、グロ注意 の巻~
今回作成するのは、「千と千尋の神隠し」に登場する大きないかめし。
言葉を得たカオナシが湯屋の皆を起して大盤振る舞いをする中で、我先に金をもらいたいと思う女性が差し出すご馳走です。
人間の大きさと比べると、なんとも信じられないような大きさのイカ。
もし再現が出来たら、それは楽しそうです。
学校給食などのように、大鍋で作ったら、料理そのものの重さで旨味がたっぷりと出そう。
作中では、いかめしの中に具の様なものが入っていて、それは美味しそう。
神様たちの為に用意されたお料理なのですから、それはそれは大層めでたくて美味しいに違いありません。
しかし、問題はいかです。
あんなに大きないか、そうそうありません。
さすがに再現のしようがないか、と諦めていたのですが‥

なんと!

調べてみたら、ありました。

彼の名はアカイカ。
その重さ、なんと2.7kg!!
2.7kgなんていうと、ちょっとした赤ちゃん一人分の重さです。
なかなか水揚げされず、大鍋購入からしばらくの間、夢の実現を今か今かと待っていたのです。
聞くところによると、アカイカは身が厚くてもっちりと柔らかく、甘くて絶品なのだとか。
そんなアカイカを一杯まるまる、贅沢に使っていざ料理スタートです!
【用意するもの】

酒、みりん、醤油、鶏挽肉、生姜、長ネギ、卵、椎茸、銀杏、米、もち米、砂糖、だし汁
そして、アカイカ。


もち米と米を混ぜて洗います。

洗い終えたら、水に浸しておきます。

次に、銀杏をフライパンで炒ります。

殻がはじけるまで、このまま加熱。

その間に椎茸を細かく切ります。

長ネギも細かく切ります。

銀杏は一向に破裂しないので、待ち切れずに他の方法に切り替え。
紙封筒のなかに入れて、口を閉じます。

そのままレンジでチン。
破裂する音が止むまで加熱します。

殻から身が出てます。

あとはこれを地道に殻むき。

銀杏の準備完了。

フライパンに油をひいて温めます。

椎茸、銀杏、ひき肉を入れて、火が通るまで加熱します。

この間に生姜をすりおろします。

酒、みりん、醤油を加えます。

生姜も入れて、よく混ぜます。

卵をといたら、フライパンに注ぎ入れます。

卵はお好みの硬さでかき混ぜるタイミングを調節します。

卵に色が染みてきたらひとまず完成。

火をとめて、蓋をしておきます。

そしていよいよアカイカの登場!
まな板には到底乗りきらないので、ラップをテーブルに敷き詰めます。

恨めしそうな瞳‥この目、当然のことながら、体に比例して大きいです。

視線に耐えきれず、まずは目からゲソまでの部分を切り離します。
手がへっぴり腰なのはご愛嬌です。

奥に切断された目の部分がありますが、臆せずにいかの中に手を突っ込みます。
‥恐ろしいことに、肘の部分までずっぽりと飲み込む奥行き。
通常のイカをさばく時には感じない内蔵のリアルすぎる感覚に、泣きそうになります。

内蔵を内側からはぎとるようにして、ゆっくりと引っ張ります。

半ベソになりながらも、何とか上半分、下半分、内蔵の三つに分解。

中は綺麗な空洞になっています。

ゲソはいかめしに詰めるので、目の部分と切り離します。

ちなみに、中から内臓と共に出てきた骨。
自然の生み出したものとは思えない、剣のような不思議な物体でした。

ゲソの部分を水洗いして綺麗にします。

本体部分も、念入りに。外側だけではなく、内側にも水を入れて綺麗にします。

置き場がないので、とりあえず大鍋に放置されるアカイカ。
まるで戦いに負けたラスボスのような貫禄と迫力です。
通常のいかめし作りでは得る事の出来ないアドベンチャーが、そこには確かにありました。
このアカイカが美味しいいかめしになるなんて、現段階ではとても想像できません。
‥と、アカイカをさばいた段階で、すっかりやりきった気持ちになってしまっていますが、問題はここから。
こんなに大きくて肉厚なのに、お米に火が通るのでしょうか?
というか、煮え切るには一体どのくらいの時間を要するのでしょう?
IHは無事に大鍋を感知してくれるのか!?
いつもに増して心配だらけな料理ですが、ここまできたらやってみるのみです。
次回、「芯のあるお米たち」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□
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