
魔女の宅急便に登場する「ニシンとかぼちゃの包み焼き」は、その名の通りニシンを用いた料理です。
ニシンは季節によって仕入れづらく、代わりにほぼ年中イワシは見かけ、多くの料理に使用されています。
見た目も味も、料理の仕上がりにさほど影響は出ません。
では、このニシンとイワシの違いは何なのでしょうか。
調べてみたところ、ニシンは、ニシン目ニシン科。
ごくシンプルに、世の中でニシンと言われているものはニシン科です。
その逆に、一般的にイワシと言われているものはマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種類。
この3種類、うち2種類のマイワシとウルメイワシはなんとニシン科。
残りの1種類、カタクチイワシがかろうじてカタクチイワシ科というイワシの名の科だったのです。
図にするとこういうこと。

ニシンはニシン。
イワシはイワシと言っておきながら、所属はニシン科のものがいるということが判明しました。
なので、ニシンの代わりにイワシを使う場合は、マイワシとウルメイワシを使えば「ニシンとカボチャの包み焼き」といえます。
しかし、カタクチイワシを使った場合、「イワシとカボチャの包み焼き」になってしまうのです。
このように、名前が変わってしまうのは滑稽な気もしますが、味に問題はありません。
それぞれの大きさや味、身の硬さによって、それぞれの良さや美味しさを楽しむことが出来ます。
実際に、主にマイワシを用いるオイル漬けの「オイルサーディン」は、イワシの代わりにニシンを使用しても美味しくなります。
ニシンのオイル漬け(燻製)は、当ビストロのニシンとかぼちゃの包み焼き リターンズで実際に使用しています。
燻製に、オイル漬け。イワシに比べてずっしりと身が大きいのもあり、ニシンのオイル漬けは子供に受け入れられづらい味かもしれません。
とは言っても、生ニシンを使うとこんな結果が待ちうけていますが。
あの奥様が生ニシンを使ったのか、オイル漬けのものを使ったのかは定かではありませんが、いつか孫が喜ぶパイを作ってみたいものです。