~パスタマシンが、みたび登場 の巻~
今回作成するのは、「耳をすませば」に登場するおじいさん特製の鍋焼きうどんです。
主人公の雫は、これからの自分の進路や夢について悩めるお年頃。
夢に向かって真っすぐに進んでいく聖司君に感化される反面で彼女は焦り、悩んだ末に書きあげた初めての小説をおじいさんに読んでもらうシーンです。
優しくて落ち着いたおじいさんの言葉に、雫はまだまだ自分が未完成であることを認めて、張りつめていた糸が切れます。
勉強そっちのけで小説を書き、成績は下がるわ、今自分がしていることが正しいのかも分からない。
それでも、書かなきゃいけない気がして焦る。そんな、不器用で純粋な若さ溢れる心情描写が素敵なシーンです。
安堵と不安で涙して、泣きつかれた顔で啜る、温かな鍋焼きうどん。
雫に遠慮をさせることもなく、のんびりと料理をふるまってくれるおじいさん。
雫の若さとおじいさんの年の功の対比が印象的で、不思議と懐かしく、肩の力がふっと抜ける食事シーンです。
果たしておじいさんがどこまで手作りしたのかは不明ですが、「下手の横好きでね」なんて言って、麺から趣味で作っていることも考えられなくはありません。
と、言う訳で今回は麺から鍋焼きうどんに挑戦です!
【用意するもの】

中力粉、塩、水
まずはうどんの作成。

水に塩を加えて溶かしておきます。

小麦粉は幅が広いこね鉢を遣うのが一番ですが、手元にない場合はフライパンで十分代用が可能です。

小麦粉を入れたら、真ん中に水が入りきるくらいの大きさのくぼみを作ります。

くぼみめがけて分量の9割の水を注ぎます。

水と周りの粉を合わせるようにして、すばやく混ぜます。

徐々に粉を水に混ぜ足して、最後に端の壁になった粉を崩します。

あまり力は加えずに、全体に水が均一に染みわたるまで良く混ぜます。

粉を両手で持ち上げては落とし、持ち上げては落とすイメージで。
大きなダマがある場合は手でほぐしてあげます。

粉がそぼろ状になって、特に目立つ大きさの塊がなくなればOK。

固さをチェックするために、手のひらに写真の量をとり、握り締めます。
「ひやご飯を握りつぶした時と同じくらい」や、「ちょっと硬い耳たぶ」が感覚の目安です。
硬すぎず、柔らかすぎなければ問題ありません。

粉をひとつにまとめて行きます。

力を込めて、中央へ生地を寄せて行きます。

最後に体重をかけて生地を完全にまとめたらOK。

丈夫なビニールに入れて、いよいようどんならではの作業に突入です!

床に紙を敷き、清潔な靴下で生地を踏んで行きます。

かかとやつま先を利用して、生地をよく伸ばします。

伸びたら一旦取り出します。

平たくなった生地を、畳んで‥

畳んで‥

三つ折りにします。

両端を折り込み、正方形に。

最後に上から体重をかけて、生地が開かないようにします。

そして再度ラップに入れて、同じように生地を伸ばしていきます。

広げる大きさも、先ほどと同じ程度です。

出来あがったらビニールから取り出し、先ほどと同じように折りたたみます。

生地が開かないように、今度は全体重をしっかりかけておきます。

この状態で20分ほど生地を寝かせます。
こうすることで、生地の中の水分が落ち着いて柔らかくなります。

20分経過。包丁で4~5等分します。

こんな感じです。

切り分けた生地は一つずつめん棒でのばしていきます。

パスタマシーンに通せる薄さまで伸ばしたら出来あがり。

ここで久しぶりの登場!パスタマシーン。
生地を伸ばしていきます。

伸ばしたものは二つ折りにして置いておきます。

全て伸ばし終わったら、再度伸ばします。
折り目の方から差し込んで伸ばしていきます。

伸ばしては折りたたみ、伸ばす。
この作業を、表面がなめらかになるまで4~5回、繰り返します。

伸ばし終えたら、両面に打ち粉をします。片栗粉かコーンスターチを使用して下さい。

そしていよいよ生地を麺にカット!

カッターに通すたびに、麺同士がくっつかないように打ち粉をします。

もしも麺が長すぎる場合は、カットする前に生地を丁度良い長さに切り分けておきます。

これで麺は完成!

密閉できる容器に入れて、最低でも一晩、冷蔵庫で寝かせます。
長い道のりですが、作業も材料もごくシンプルなので楽しく行えます。
パスタマシーンで作ると、麺が少し平たくなりますが、それでもまずまずの見た目。
このまま茹でて食べてみたいという欲望を我慢しつつ、登場までしばし放置。
ここまで頑張ったのだから、絶対成功して美味しく食べたいところです。
次回、「土鍋ってIH対応あるのか?」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□
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