前篇の「シベリア餃子、普通とどう違う? の巻」をお読みでない方は、まずはコチラ!
~モッチモチで肉々しく!これぞターニャの味 の巻~

ラップに包んでいた生地を取り出し、皮を作ります。

生地を転がし、横に伸ばします。生地がベタつく場合は台に打ち粉をふります。

ある程度まで伸ばしたら、扱いやすいように半分にカットします。

カットしたものをそれぞれ再度伸ばし、幅3~4cmにします。

伸ばし終えた生地を、1~2cm幅に切り分けていきます。
写真の生地で約50個出来上がります。

出来上がった生地がくっつきあうのを防ぐために、打ち粉を多めにします。

切り分けた生地の外側に粉をよくまぶします。

生地の水気が多い場合は乾燥させたほうが良いので、先に生地すべてに粉をまぶして乾燥させます。

めん棒で平たくなるように伸ばします。
大きさは餃子の皮と同じくらいです。餃子の皮に比べ生地が分厚いですが、それでOK。

地道な作業を繰り返し、皮の完成です!

冷蔵庫からタネを取り出し、作る個数分に、スプーンで簡単に切り込みを入れておきます。

小麦粉(あるいは片栗粉)を水で溶いたものを用意します。

皮にスプーン一匙分のタネを乗せ、外側に水溶き小麦粉をくるっと一回り塗ります。

この状態から、餃子と同じく、タネを包みます。

まずは半分にパタンと閉じます。

このままの状態では、茹でたときに口が開いてしまうので、もう1段階します。

皮の端をつまんで‥

端を上に持ち上げます。

端と端を重ねあわせます。

重ねた端を指でぎゅっとつまみます。

これでペリメニの包みが完成。

上下逆にするとこんな状態になっています。

つなぎ目が解けないように、外側と下の部分に粉をまぶします。
こうすると、すぐに食べない場合も、他のペリメニとくっつかないようにします。

あとはこれを数量分、延々と包んでいきます。

包むときに外側の皮を立てると、お花なような独特の形が出来上がります。

生地の厚さや、タネの残りにあわせて大きさは調整します。

すぐに食べない場合は茹でずにこの段階でタッパーに詰めます。
このまま冷凍して、食べるときに凍ったまま茹でます。

いよいよあとは茹でるだけ!鍋たっぷりにお湯をはり、ローリエと塩を入れて沸騰させます。
本場ではサワークリームをつけて食べるようなので、沸騰を待つ間にサワークリームを作ります。
【用意するもの】

生クリーム、レモン
生クリームは低脂肪のものではなく、必ず乳脂肪分が45%以上のものを使います。

作り方は至ってシンプル。
ボウルに生クリームを注ぎます。

そこに、ザルで越したレモン半分を絞り入れます。

あとはこれをかき混ぜ、レモンと生クリームがまんべんなくなるようにします。

この位にとろみが出たらOK。
冬場やボウルが冷たい場合はどんどんと固まっていきますが、硬さは問題ありません。

ラップをかけて、15~20分ほど常温で寝かせたら出来上がり。
使用するまで冷蔵庫で冷やしておきます。
使い切らない場合は熱湯消毒した瓶に詰めて冷蔵庫で保存します。

そうこうしている間にお湯が沸騰しました。

お湯がはねないようになるべく水面近くから、ペリメニを落とし入れます。

ペリメニ同士がくっつかないように、離れたところから入れていきます。

1つずつ加えていき、底にくっつかないように時折かき混ぜます。

再び沸騰すると、数分後にペリメニも浮いてきます。
上に浮いてから、3~4分茹でます。

3~4分経過したら、ザルですくいとります。

あとはこれをお皿によそいます。
ペリメニは色々な食べ方があるそうなので、当ビストロもせっかくなので実験してみることにしました。

1つ目は溶かしバター。
茹でたてのペリメニに、溶かしバターを上からかけます。

上にディルをかけて完成。

2つ目はスープ。
ペリメニの茹で汁を人数分取置き、そこにブイヨンを入れます。

スープ自体もしっかりと味わいたい場合はコンソメも入れます。

バターと同じく茹でたてのペリメニに注ぎます。

仕上げにディルをかけたら出来上がり。
せっかくなので、両方とも熱いうちにいただきます。
まるで生パスタのようにモチモチとして厚みのある皮は食べごたえがあります。
中の具も、ハーブが効いて爽やかでありつつ肉々しくて美味しい。
とても洋風な味で、見事なまでに餃子とは別の食べ物です。
かじるとジュワッと肉汁が飛び出てくるので要注意。
そのジューシーさは、焼き小龍包のようです。
小籠包とパスタの中間のような、新鮮でありつつ馴染みのある食感。
何も付けずに食べても、ほんのりとした塩味で十分美味しいです。

溶かしバターをかけた場合、そのシンプルな味わいにたちまち、まろやかなコクがでます。
もともとボリューミーなペリメニですが、バターをプラスするとより濃い味わいになります。
美味しいけれど、何個も食べるとちょっと胸焼けしそうな、溶かしバター。
そんなときに、サワークリームを足すと途端に爽やかに変化します。
溶かしバターでいただく場合は、サワークリームが必須になりそうなベストマッチ具合です。

次はブイヨンスープで食べた場合。
これは美味しい!
バターは人によって好き嫌いが別れてしまうおそれがありますが、スープは万人に受け入れられる優しい味わいです。
本来、スープはあくまで味付けであり、飲まないそうです。
ですが、茹でたときに逃げた肉のダシが出ていてこれはウマイ!
余計な物は入れず、素材の旨みだけがしっかりと出ているスープなので、ペリメニと合わない訳がありません。つい食べ進んでしまいます。
サワークリームとの相性もなかなか。
箸休め代わりに味を変えるにはぴったりです。

作中で皆が食べているのは果たしてどちらなのか、正確な区別は出来ませんが、味のバランスとしては、スープのペリメニが受け入れされやすいです。
皆、そうそうお金のない学生ですし、バターをあんなふうに贅沢に使うよりは、おそらくスープのペリメニだと推測した方が自然です。
食べごたえ満点で、体の内側からじんわり温まるのは、さすが寒いロシアのお料理です。
ちょっと素っ気ないくらいの見た目とは裏腹に、滋養強壮のあり、しっかりとした味わい。
まるでターニャそのものの良さが出ている、可愛らしい一品なのでした。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□
ゆな
美味しそうですねー!
そこで、要望なんですけど、材料の分量も書いてもらえると、真似して作りたい!と思った時に作りやすいかなと思いますo(^▽^)oよろしくお願いします!!
BistroAnimeshi
ゆな様
前編に引き続き、コメントありがとうございます!
ご要望頂いた、詳しい材料やレシピについてですが、本店(http://animeshi.net/)に掲載してく予定なのですが、
まったく追い付いていません(笑)
大変申し訳ありませんが、気長にお待ちいただけると助かります。
今後もご要望、アドバイス等ありましたら宜しく御願いたします。
vertdense
いつも楽しく拝見しております。
記事の中でサワークリームと表記がありますが、正確にはスメタナというサワークリームとは異なるものです。ロシアでは日本で売られている3パックセットのヨーグルトのようにスーパーマーケットでパック詰めされて売られています。
このスメタナですが、サワークリームとの一番の違いは固さです。日本で売られているナカザワさんのサワークリームよりもずっとゆるく濃厚なヨーグルトの風味です。あとは、わたしの知っている範囲では記事の中で作られていたようにレモンは入れません。市販のブルガリアヨーグルトをコーヒーフィルターで一晩水切りをして、生クリームを加えて作ると、ヨーグルトの酸味で爽やかな味のスメタナが出来ます。(ロシア出身の方から本場の味と相違ないと太鼓判を頂きました)
ご参考までに(笑)
BistroAnimeshi
vertdense様
コメントありがとうございます。
スメタナの作り方を丁寧に教えて頂けて、とても嬉しいです!
スタッフにペリメニ大好きな輩がいるので、「これでスメタナ版をまた食べられる」と喜んでいます。
スメタナを作った時に、サワークリームと味比べするのも楽しそう(笑)
その際にはコラムにてレポートさせて頂こうと思います。
今後とも宜しくお願い申し上げます。