前篇の「パイ生地を作るということ の巻」をお読みでない方は、まずはコチラ!
~愛情が表面張力 の巻~
パイ生地が出来上がったところで、次は肝心の中身を作り始めます。
とりあえず、出来上がったパイ生地はラップで包んで冷蔵庫へ。
生地を作ってから、実際に料理で使うまで時間がある場合は冷凍庫での保存が可能です。
その場合は、使用する前日くらいに冷蔵庫へ移動して自然解凍させてください。
【用意するもの】

生クリーム、ベーコン、チーズ、玉ねぎ、卵

チーズはグリュイエールチーズが一番ですが、手頃な溶けるタイプのものでも代用がききます。
口当たりをまろやかにするために、細かく切られたものを使用するか、すりおろして下さい。

そしてたっぷりのほうれん草
ほうれん草は調理する前に、さっと下茹でしておきます。

茹で終えたほうれん草はザルにあけて、水気をよく切っておきます。

玉ねぎは薄くスライス。

ベーコンは細切りにします。
厚さはお好みで調節してください。

ほうれん草は、根元を切り落とし、7~8cmに切り落とします。

フライパンに油を入れ温めます。

玉ねぎを中火~強火で炒めます。

玉ねぎがしんなりしてきたら、ベーコンを投下。

ベーコンに焼き色がついたら、少量のバターを入れます。

バターが焦げ付かないうちに、ほうれん草を入れてバターを絡めます。

ほうれん草は炒めすぎずに、バターと絡めたらすぐに火を止めます。

最後に塩、こしょうを加えて混ぜ、粗熱を取ります。

具の準備ができたら、次はパイ生地の最終段階。
台の上に小麦粉をうっすらとまぶします。

冷蔵庫で寝かせていた生地を取り出します。

今回のキッシュはこのパイ生地の半分だけ使うので、二等分にカット。
使わない生地は、再びラップに包んで冷蔵庫で保存します。
何に使うかはお楽しみに。

切り分けたパイ生地を麺棒で再び伸ばしていきます。
打ち粉はなるべく控えめに。

パイ生地の型より一周は大きく伸ばします。

薄さはこのくらい。

パイ生地を型に被せます。

余った生地を切り取ります。

切り取りづらい場合は、キッチンバサミで行うとスムーズにできます。
この作業も、パイ生地のバターが溶けてしまわないように素早く行い、なるべく手で生地を温めないようにします。

切り取ったパイ生地の端は、ラップに包んで再び冷蔵庫へ。
これも、またの機会に利用します。

フォークを使って、パイ生地の底が膨れすぎないように穴をあけます。
ここで一旦生地を型ごと冷蔵庫へ。
キッシュの卵液を作ります。
このタイミングでオーブンを200℃に余熱しておくと待ち時間が短縮されます。

ボウルに卵を割り入れます。

卵をよくかきまぜます。

ここが要注意。
生クリームは空気が入らないようそっと注ぎます。

生クリームを注いだらここからは泡だて禁止。
なめらかな食感の仕上がりにするため、泡立て器は使わずにスパチュラか木べらでそっと混ぜます。
これで下ごしらえは全て完了!
あとは具を入れて焼くだけです。

おこのみでナツメグ、塩こしょうを加え、同じようにそっと混ぜます。

冷蔵庫からパイ生地を取り出し、炒めた具を入れます。

その上にチーズをどっさり乗せます。

あとは上から卵液を注ぎ‥

最後に具を馴染ませつつ、見栄えを良くするためにほうれん草を数個、上にひきだします。

予想外に液がたっぷんたっぷんで、表面張力が起きています。
これも家族にお腹いっぱい食べて欲しいというグレイシアさんの愛情ということで‥ご愛嬌。
あとはこれをオーブンで焼くだけ!
180℃で20~30分、様子を見ながら焼きます。
焼き上がりが近づくにつれ、バターとチーズの焼ける良い香りがふんわりと広がります。

表面に程よいこげ色がついたら‥

出来上がり!
パイを切り分ける時は、パンナイフで切ると生地が崩れずオススメです。

包丁を入れると、中は調度良い火加減の様子。
たっぷり入れたチーズが流れない程度にトロッとしています。

待ちに待った実食タイム!
口に入れると、思いの外軽い口溶け、口当たり。
パイ生地のサクサクとして、噛んだ瞬間にはらはらと崩れることといったらもう、すべての苦労が報われる瞬間です。
キッシュはしっかりとコクがありながらも、ふるふると軽く滑らかな食感!
対照的にどっしりと入ったほうれん草も、ざくざくと小気味の良い食べ心地です。
バターと生クリームがたっぷりですが、たくさんのほうれん草が入っているのでその食べやすさについペロリと食べてしまうので、食べ過ぎに注意。
時折見つかるベーコンがまた何とも嬉しい気持ちにさせます。

出来立ても文句なしに最高な一品ですが、「冷めても美味しい」のがキッシュの素晴らしいところ。
冷えてもその美味しさは損なわれることなく、むしろチーズやベーコンの味がぐっと濃くなって良い塩梅です。
それはもしかしたら、仕事熱心な夫のヒューズさんの帰りが遅くても美味しい夕食を‥というグレイシアさんの気遣いなのかもしれません。
あまりにも美味しくてつい沢山食べたくなってしまいますが、この濃厚さは適量が肝心そうです。
家族や大切な人との団欒に、会話を楽しみながらゆっくりとつついてみてはいかがでしょうか。
お好みでキノコやジャガイモを入れても美味しくなります。
アレンジ可能なこのメニュー、パイシートから作ればとても手頃に出来るので是非一度お試しを。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

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