~彼女がパイを再び作る、その日まで の巻~
前回、ビストロ・アニメシでは鋼の錬金術師よりグレイシアさんのほうれん草のキッシュを作成しました。

今回はこのパイ生地を使って、鋼の錬金術師からパイ第二弾。
主人公エドとアルの幼馴染であるウィンリィが、料理上手なグレイシアさんに教えてもらったアップルパイです。
このアップルパイは、ほうれん草のキッシュとは異なり物語に度々登場します。
バターをふんだんに使ったパイ生地に、手の込んだフィリング、そして焼きたての甘い香り‥
本来は甘い香りに幸せいっぱいな気持ちになりそうな一品ですが、ある悲報により一転して悲しみの象徴に。
原作である漫画とアニメでは、出来上がったアップルパイが登場する・しないの違いがありますが、どちらもアップルパイが「取り残された」ことに違いありません。
グレイシアからウィンリィへ受け継がれるという喜ばしい変化の一方、もう食べることの出来ない誰かがいるという悲しい変化を表すアップルパイ。
やり直しなどなく日々変化する、時の無情さを感じますが、悲しいだけでは終わりません。
悲報からしばらく経ち、物語も終盤に差し掛かった時のこと。
「体が元になったら何をしたい?」とエドに聞かれたアルは、「ウィンリィのアップルパイが食べたい」と言います。
悲しい思い出として止まるのではなく、こうして希望へと再び変化を遂げるアップルパイ。
時間の経過とともに、ウィンリィがアレンジをしているかもしれません。
というわけで、グレイシアさんからウィンリィへと引き継がれたアップルパイに思いを馳せつつ挑戦です。
【用意するもの】

まずはカスタードクリームを作ります。
小麦粉、卵黄、砂糖、生クリーム、バニラエッセンス

ボウルに卵黄と砂糖を入れ、すりつぶします。

卵黄と砂糖が混ざりきったら、小麦粉を投下。

ダマがなくなるまでよく混ぜます。

生クリームはフライパンに注ぎ、弱火~中火にかけます。

生クリームは沸騰する手前で火をとめます。

温まった生クリームを少量ずつボウルに加えて混ぜます。

混ぜ終わったところ。

混ぜ終えたら、再びフライパンに注ぎます。

弱火にかけて、スパチュラでかき混ぜます。

徐々に泡が潰れてカスタード色がお目見え。

あとはこれを、少しとろみがつくまで火にかけます。
火から下ろして冷ますととろみが弱くなるので、「まだ煮詰めたほうがいい?」と思う程度でストップしてください。

あとはここにバニラエッセンスを数滴垂らして‥

最後にザルで濾して粗熱を取ります。

粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
これでカスタードは出来上がりです。
冷蔵庫で冷やす時は、ラップをかけずそのままの状態で入れて下さい。水滴がつくと傷む原因になります。
ラップをしたい場合は、ラップをカスタードの表面に隙間なくぴったりつける方法でもOKです。
カスタードが出来上がったところで、次はアップルパイの要、りんごのフィリングを作ります。
【用意するもの】

りんご、バター、砂糖
そしてお好みで‥

キャラメルソース

シナモン
キャラメルソースは蜂蜜でも代用が可能です。

りんごは皮を向いて、芯を取り除きます。

縦に薄切りにしていきます。

二個分のりんごなので、切り終わるとなかなかどっさり。

バターをフライパンに落とし、火にかけます。

バターが溶けたらりんごを入れて絡めます。

りんごにバターがまんべんなく馴染んだら、砂糖をふりかけます。

あとはこれをかき混ぜずに、蓋をして10分煮ます!
りんごから水分が出るとは言え、なかなか景気の良い音がしているので焦げないか心配。
水を足して作ると、りんごがベチャッとした食感になってしまうので、今回はあえて水ナシです。
りんごが焦げないか、そして混ぜずに入れた砂糖が部分的にキャラメルになって、キャラメルソースいらずになるのでは‥と、心配は尽きません。
フライパンを揺すりつつ、とにかく時間が経過するのを待つのみ。
次回、「パイ生地に当惑する」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□
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