前篇の「メルちゃんは節約上手の料理上手」の巻をお読みでない方は、まずはコチラから!
~「それはタラコかウィンナーか」の巻~
だしがらを使ったふりかけが出来上がったので、次はご飯を炊きます。
今までお弁当ものを作る時は蜂蜜をいれていましたが、今回は時代背景を考え、入れずに炊きます。
きりりとした顔でお米を升に入れるメルちゃんの姿が印象的なこのシーン。
隠し味などは入れず、ごくごく丁寧に作っていくのが一番の再現かもしれません。
割烹着に木製の米びつ、おひつ‥今ではあまり見かけないものたちが使われている世界観も、この作品の楽しみの1つです。
ちなみに、木製の米びつはネットで購入出来ます。
お米を炊いたら、次はおかず作りです。
まずは三つ葉のおひたしから作っていきます。
【用意するもの】

だし汁、醤油、三つ葉

だし汁は、ふりかけを作った時のものを使います。
出来上がったおひたしに鰹節をまぶすと見た目が華やぎますが、今回は作品に忠実に。

沸騰したお湯に、三つ葉を根元から入れて2~3分湯がきます。

ザルにあけて水で冷やし、水気を絞ります。

だし汁と醤油は合わせておきます。

そこに三つ葉を入れます。

味が染み込むよう、このまま冷蔵庫でしばらく浸します。
前日に作って味が染みすぎた場合は水で洗えば良いので、浸透時間はあまり気にしなくて大丈夫です。
三つ葉のおひたしはここで一旦寝かせて、次は玉子焼きに進みます。
【用意するもの】

卵、だし汁、砂糖、醤油

材料を全部混ぜ入れます。

今回は出来上がりに白身を残したいので、あまりかき混ぜ過ぎないようにします。

フライパンを熱し、サラダ油をひきます。

キッチンペーパーでさっと油を拭き取ります。

玉子焼き用のフライパンがないので、アルミホイルで工作しました。

フライパンが十分に温まったら、強火のまま半量の卵液を注ぎ込みます。
卵液をかき混ぜて、卵液が流れずに固まってきたら、一旦火を止めます。

余熱で火が通るので、その間に玉子をくるくると巻いていきます。
端まで巻き終わったら再度火にかけます。

フライパンが温まったら、空いているスペースに残りの卵液を注ぎ込みます。

先ほどと同じように、箸でかき混ぜた時に卵液が固まってきたら奥から巻いていきます。

今度は火を止めずに、弱火で焼きながら巻きます。
お砂糖が入っている玉子焼きは焦げやすいので注意してください。
中まで火が通るように、じっくりゆっくり巻いていきます。

玉子焼きを巻き終えたら、アルミホイルの壁は取り除きます。
火を止めてしばらくはフライパンにかけたまま、余熱で火を通します。

玉子焼きを切るのは熱が冷めてから。
まな板の上に乗せてすぐには切らずに、冷めたことを確認してから切ります。

あとは適当な幅に切りそろえたら出来上がり。
お皿に移しておきます。
そして次は、今回のお弁当最後のおかず‥これが曲者なのです。
初めてコクリコ坂からを観た時は、それは焼いたウィンナーのように見えました。
当時の食生活を考えても、何も不自然ではありません。
しかし、どうしても気になることがありました。
何故かこのおかず、食べる前から欠けているのです。
普通、食べかけのウィンナーをお弁当に入れるでしょうか。
しっかりもののメルちゃんがつまみ食いをすることはなさそうですし、早弁するには少なすぎる量です。

そしてたどり着いたのは、「たらこ」。
斜め切りのたらこを焼いたものを、我々はウィンナーと錯覚してしまったのでは‥という考えです。

ということで、七輪のお出ましです。

網のあとが付く程度に、さっと両面を炙れば出来上がりです。
今回は七輪で炙りましたが、こういった網焼き用のフライパンもあります。

玉子焼きや焼きたらこの粗熱をとる間に、三つ葉のおひたしをだし汁から取り出します。
味が染みこみすぎている場合は水でさっと流して下さい。
手で絞って、余分な水気を切ります。

適当な大きさにざくざくと切り分けて、おひたしも出来上がり。
これでおかずは出揃いました!
あとは盛りつけるだけです。

ご飯を適量よそいます。

三つ葉のおひたしを敷き詰めます。

空いているスペースに玉子焼きを三個。

焼きたらこを置いて‥

梅干しを置きます。

最後にふりかけをまぶせば‥

出来上がり!

焼きたらこ、見ようによってはウィンナーに見間違うのも納得かもしれません。
炭火で燻されて、香ばしい食欲をそそる香りがします。

玉子焼きは、メルちゃんの白身が見えるものと同じように出来ました。
ほんのり甘くてしっとりとした、可愛らしい玉子焼き。
これといって工夫もない、ごくごくシンプルな甘い玉子焼きが、久しぶりに食べるととても美味しいです。
他のおかずが甘くないので、玉子焼きがいると味が調度良いバランスに。
シャキシャキとした三つ葉のおひたしが実に爽やかで美味しいです。
ご飯に汁が染みこんで、それもまたご飯が進む味。

カリカリのふりかけも、お昼に食べる時にはしっとり柔らかくなっています。
炊きたてのご飯にカリカリも良いですが、これもまた美味です。
ふりかけはだしがらで作ったからと言って味が抜けていることはなく、しっかり鰹の味と香りが口に広がります。
香ばしくて本格的な味は、市販のふりかけに負けません。
ご飯に合うおかずばかりで、これなら食べ盛りの弟も大満足間違いなしです。
メルちゃんの炊事力に圧倒されるばかりの一品なのでした。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□


ゆう
あれはタラコで正解です。
絵をよく見ればちゃんと切り口につぶつぶが描いてあるのでわかります。
そして緑のおかずはおひたしではなくて、胡麻和えです。
胡麻がしっかり描いてありますよ。
BistroAnimeshi
ゆう様
コメントありがとうございます。
ご指摘頂いた点ですが、本当に胡麻和えですね!
よーく見ないと分からなかったので、びっくりしました(笑)
リトライする際は、是非胡麻和えで作ります。
どうもありがとうございました!