~食べるということ の巻~
もし明日が最期の食事になるならば‥何を食べたいですか?
アメリカでは、死刑囚が刑執行前に食べるものをリクエストできる「スペシャル・ミール」というシステムがあります。
ロブスターにステーキ、ミントアイス1リットル、食後に煙草を一服‥
今までの刑務所で決められた食事と違って、自分の好きなものを好きなだけ食べられる最期の瞬間、それがスペシャル・ミール。
刑務所からのはなむけなのでしょうが、状況が状況なだけにスペシャル・ミールは断られがちだそうで‥
しかし、そんな中でもしっかり好物をリクエストして平らげるモンスターもいるのです。
人々を震え上がらせた恐ろしい連続殺人犯は、その時一体どんな気持ちなのでしょう?
今回再現するのは、そんな殺人犯の最期の食事にスポットを当てた一品。
前回、肉ピラフの再現に挑戦した「ペーター・キュルテンの記録」から、ペーターが最期に食べたカツレツです。
「うまいカツレツだ」というセリフに、そして平然とおかわりをねだるペーターの姿が印象的。
処刑前の人間があんなにもリラックスできるものだろうか?と混乱しますが、このカツレツが美味しそうなのには納得。
という訳で、刑務所で提供されたカツレツに思い馳せ、いざ調理スタートです。
【用意するもの】

豚ロース、バター、卵、小麦粉、パン粉

そしてレモン
舞台はドイツということで、ドイツのカツレツであるシュニッツェルを作ります。
シュニッツェルの材料は本来「仔牛」ですが、より手頃な価格で鶏肉や豚肉を用いた庶民的なものもあります。
今回は刑務所で提供されたという所に着目して、仔牛より手頃な豚ロース。
味も日本のトンカツに近いので、美味しく出来るはず!と期待です。
材料のなかで、1番大切なのはパン粉。
シュニッツェルの特徴は、硬いパンから出来た目のとても細かいパン粉。
日本製のパン粉は目が粗く、そのまま使うとただの薄いトンカツになってしまいます。
ネットでドイツ製のパン粉「ライマー」が購入できたので、今回は「ライマー」と「日本のパン粉をアレンジしたもの」両方作ってみることにしました。

まずは日本のパン粉をアレンジしていきます。
すり鉢にパン粉を入れ、よくすり潰します。

風味を良くする為に、パルメザンチーズとオレガノを加えます。

これで出来上がり。
パン粉をとにかくすって細かくするのがポイントです。
ライマーのパン粉はそのままでも良し、お好みでパルメザンチーズとオレガノを加えても勿論良しです。

次に、肉の下ごしらえに進みます。
シュニッツェル作りで2番目に大切なのが、この行程。
お肉をよく叩いて平べったくすることで、出来上がりが柔らかくなります。

肉を叩く時は、肉に穴が開かないように気をつけながら叩いていきます。

裏側も同じように叩いていきます。

肉たたき器がない場合は、空き瓶や麺棒で代用ができます。
肉の上にラップを広げ、肉たたき器と同じく力を加減して叩いて下さい。

叩いて叩いて、しばらくすると元の2倍ほどの大きさになります。
写真の左が叩き終わった肉、右が叩く前の肉です。

叩き終えた肉は、塩をふって下味をつけます。
シュニッツェルはシンプルな味付けなので、ここでつける塩は多めに。

胡椒もふりかけます。
ここからは、トンカツを作る時と同じ要領。

塩こしょうした肉に、小麦粉をまぶしつけます。

全体に均一になるように、手で馴染ませたり、ビニール袋に入れて振るなどします。

小麦粉をつけ終わったら、卵液に浸します。

卵液のつけ損ねがないように、両面よく浸します。
そして次はパン粉付け。
ライマーのパン粉と日本のパン粉のアレンジでは、パン粉を付けた時に何か違いは出るのでしょうか?
揚げ上がりの見た目や味にも、一体どんな違いが出るのか気になるところ。
次回、「おかわりをねだる心境」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

グラつき
これはもう、原作を読み返したくなります!
時計仕掛けのりんごの本
何処かに行ってしまったんですよ(汗)
古本屋に行って原作を読み直してから
また見ようと思います
BistroAnimeshi
グラつき様
時計仕掛けのりんごは、ペーター・キュルテンの記録の他にも読み応えのある作品ばかりですよね。
是非とも読みなおして、また遊びにいらして下さい。
感想お待ちしております(笑)