~先人の度胸に‥乾杯!フライドウツボ の巻~

今回作成するのは、テルマエ・ロマエに登場する古代ローマ弁当。
テルマエ・ロマエはラテン語で「ローマの浴場」。
その名の通りお風呂をテーマとした漫画で、古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、浴場を通じて現代の日本にタイムトラベルをするお話です。
浴室建築のアイディアに思い悩むルシウスが、タイムトラベル先の日本で温泉玉子を知り、シャンプーハットに感嘆し、ウォシュレットに驚愕する‥
考えてみると、日本人のお風呂環境への情熱ってなかなか凄いものです。
ルシウスがカルチャーショックを受ける姿が笑いを誘い、そしてお風呂に入りたくなる作品。
今回の古代ローマ弁当は、そんなルシウスの気になる女の子、小達さつきちゃんの作ってくれた一品です。
ルシウスが古代ローマ人なのか半信半疑ではありつつ、故郷を離れているルシウスを思い、本を広げてそれらしいものを作るさつきちゃん。
古代ローマのパニス(パン)に、カタツムリ、ウツボ‥。
あまり、甘い恋の気配がしない献立ですが‥彼女の真心込めて作ったお弁当。
不味いはずがありません。
日本の温泉を貪欲に学ぶルシウスのように、異文化を頭ごなしに否定するのはよくありません。
食わず嫌いは止めて、ここは実際に作って食べてみましょう!
ということで、今回は第2部に分けて古代ローマ弁当の再現に挑戦です。
まずは「ウツボの揚げ物」の調理からスタート!

ウツボなんてそうそう手に入らないだろうと思ったのですが、ネットで購入出来ました。
骨なしの便利なウツボが、クール便で到着。

箱を開けると、そこには飾りの葉と冷凍ウツボ。

普段食卓に上がる魚介類とは違う、まるで蛇のような柄が確認できます。

カチカチに凍っているので、バットの上などに乗せて解凍します。
解凍し終わったら、次は臭み取りに進みます。
【用意するもの】

ウツボ、白ワイン、ナツメグ、胡椒、塩、にんにく

ウツボに、ナツメグ、胡椒、塩の順に振りかけて馴染ませます。

スライスしたにんにくをまぶします。

白ワインを注ぎ、全体を軽く揉みます。

あとは下味がつくまで冷蔵庫で寝かせます。
1~3時間経過したら、下処理OK。
冷蔵庫からウツボを取り出し、ザルに開けて水気をしっかりと切って衣付けに進みます。
【用意するもの】

コンソメ、黒胡椒、牛乳、卵、小麦粉

卵は白身と黄身がよく溶きほぐれるように、かき混ぜます。
そこに牛乳も加えて混ぜます。

水気をきったウツボをバットに広げ、卵液を注ぎ込みます。

ウツボのすみずみまで卵液が染みるよう、このまましばらく浸しておきます。

ウツボを卵液に浸している間に、粉の準備。

小麦粉に胡椒とコンソメを加えて、混ぜあわせておきます。

粉の色にまだらな部分がなくなったら混ぜ上がりです。

卵液に浸していたウツボを取り出し、余分な卵液を拭きとってから粉の上に乗せます。

粉を全体にまぶしていきます。

ところどころにコンソメの色が確認できますが、あの独特の柄は小麦粉で隠れました。
こうして見ると、ごく普通の魚のフライのようですが、揚げると一体どうなるのでしょう?

キツネ色になるまで、油で揚げます。

揚げ終わったウツボ。
皮は黒いので分かりますが、あの独特の柄が分からなくなりなりました。

衣をカリッと仕上げる為に、最後にさっともう一揚げ。

バットに乗せて、余分を油を落としたら出来上がり!
意外なことに、見た目も匂いもとても美味しそうです。
こんがり綺麗なキツネ色に、食欲そそるスパイシーな香りは、まるでフライドチキンのよう。
しかし、この中身はチキンではなくウツボ。これはフライドウツボなのです。
古代ローマ人のルシウスの口に合うように、洋風の味付けにしたのが幸を成すのか、それとも‥
続きは「第一部古代ローマの食材 後編」にて。
フライドウツボの気になるお味は、第二部古代ローマ弁当の記事にて公開です!乞うご期待!
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□
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