第一部の「古代ローマの食卓」の巻をお読みでない方は、まずはコチラから!
~酵母から作る!イースト不使用の古代パン、パニス の巻~
第一弾では、古代ローマ弁当に入れるおかずを作りました。

皮が不気味だったものの、フライになって美味しそうになったフライドウツボと‥

エスカルゴバターが良い香りなものの、まじまじと見てはいけないフライドエスカルゴ。
見た目も味もインパクトが大きすぎるラインナップです。
今回は、そんな2種類のおかずを食べる時の主食のパンを作成します。
お弁当のメインとも言える最後の一品。
ただのパンではなく、古代ローマのパン、パニス。
古代ローマ時代は、まだイースト菌が使用されていません。
勿論、卵やバターも入っていないシンプルなものです。
というわけで、イースト菌を使わず酵母で作るパンに挑戦。
当時実際に使われていた、干しぶどうの酵母液から作っちゃいます!
【用意するもの】
有機レーズンを用意します。材料は、これと水だけ。
レーズンの表面にオイルコーティングが施されていると酵母が出づらいので、オイルコーティングのされていないものを使います。

煮沸消毒した瓶に、レーズンを入れます。

清潔な水を注ぎます。
今回はミネラルウォーターを使用。

レーズンがひたひたになるまで注ぎます。
あとは酵母が活性化するのを待つのみ!
酵母は温度がとても重要なので、夏場は保冷剤をつけてあげたり、冬場はタオルを巻きつけてあげて20~28℃の環境を作ってあげます。
夏場は温度が高すぎると雑菌が発生するおそれがあるので、特に注意です。

1日目。
まだレーズンはカチカチのままで、水も透き通っています。

2日目。
水がレーズンの色で茶色になり、実も水分を吸収して丸みがかってきました。

酵母は生きているので、毎日様子を見る時に蓋を開けて、酸素を送ってあげましょう。

3日目。
液の色が深くなって来ました。温度が低いせいか、進み具合はイマイチ。

気泡が確認されるまでは、毎日レーズンが自ら頭を出さないように水を継ぎ足します。

4日目。
遂に気泡が出てきました!
この気泡が、無事に酵母が発生している証です。

炭酸のようにシュワシュワとしています。
あとは、気泡がもっと増えるのを見守ります。

気温を理想の温度にする為に、今回は湯たんぽを横におきました。
湯たんぽの他に、タオルで巻いても保温できます。

5日目。
レーズンが全て浮いて、蓋のぎりぎりまで盛り上がってきます。
この時期になったら、もう水は継ぎ足さなくて大丈夫。
あとはこれをもう1晩寝かせてあげれば、出来上がり。

蓋を開けて、アルコールのような香りがしたら成功です。
ワインやシャンパンのような良い香りするので、ひとまず酵母液は成功!
酵母を作る段階で、刺激臭や変な匂いになってしまった場合は残念ながら失敗です。
雑菌が繁殖している恐れがあるので、その場合は破棄して下さい。
分かりやすい出来上がりの目安は、レーズンを一粒取り出して潰してみること。
スカスカで簡単に潰せたら、出来上がりです。
レーズンから養分が抜けきっているので、食べてみると甘みも一切なくなっています。

出来上がった酵母液を、清潔なザルとボウルを用意して濾します。

レーズンをスプーンで濾して、レーズンからも酵母液を搾り取ります。

絞りとった酵母液は、清潔な瓶にいれて保存。
この状態で冷蔵庫で保管できます。
シュワシュワとした酵母液を使ったパンは、一体どんな味になるのでしょう?
無事に膨らむのか、どんな見た目になるのかドキドキです!
次回は、いよいよ古代ローマ弁当の完結編!
「所要時間‥何日?じっくり作る愛の弁当」の巻に続きます。
■□■□ 今回使用した調理アイテム ■□■□

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