〜なかなか作る機会がない、どっさりドーナツ の巻〜
今回作成するのは、潔く柔くに登場する禄ちゃんのおばあちゃんが作るドーナツ。
「赤沢くんうちの犬と同じ名前だから放っておけないの」
そんな理由から、禄ちゃんが大好きな同級生の柿之内希美ちゃん。
くりくりとした瞳にニコニコして可愛らしい彼女は、ことあるごとに禄ちゃんの世話を焼こうとします。
絵の具を貸してあげたり、リュックサックがお揃いだね!と喜んだり。
小学校で皆で田沢湖に向かう日も、そんなやりとりをいつものようにしていたのですが‥
事故に遭ってしまった禄ちゃんと希美ちゃん。
禄ちゃんは奇跡的に一命を取り留めましたが、希美ちゃんは意識が戻らず、帰らぬ人に。
あの事故は自分のせい。自分が彼女を殺してしまったと罪悪感を抱えて生きる禄ちゃん。
事故後は東京に引っ越していましたが、腰を悪くしたおばあちゃんの為に地元に戻ってきます。
高校生の禄ちゃんは、ひねくれた性格だけど、不器用ながらも優しいのはそのまま。
地元へ戻ってきて再会した友達から「柿之内のぞみのねえちゃんがおまえに会いたがってる」と言われ、自分のなかで癒えない暗い傷と対面していきます。
地元に帰ってきてからは、おばあちゃんが孫の為にと張り切っておやつを作ります。
甘党なおばあちゃんは、何でも作っちゃう。
大学いもにハート型のクッキー、カップケーキにさつまいものむしパン‥。
腰悪いのに嬉しくて仕方なくて頑張るおばあちゃん。
そんな姿を見て、実は甘いもの苦手だなんて言えない禄ちゃん。
甘いものが苦手なのにどっさり作られると大変だなと思いますが、作りたてホカホカのお菓子はとっても惹かれます。
そんな中でもひときわ魅力なのが、「砂糖のかかった甘いドーナツ」。
希美ちゃんの姉である愛美さんと、犬のロクが死んだ時に作ってもらった一品です。
愛美ちゃんと希美ちゃんの分、二人が喜ぶように‥
おばあちゃんに「一個犬にして」とリクエストする禄ちゃん。
星空を背景に、禄ちゃんと愛美さんが散歩に来た夜の小学校で登場するそれ。
チョコレートコーティングが月明かりで光っていて、可愛くて美味しそうで‥。
パッと見は猫みたいになっちゃっていますが、それもまた愛嬌。
他にも、禄ちゃんいわく「砂糖のカタマリ」が乗ったドーナツなど、懐かしいドーナツを久々に食べたくなりました。
というわけで、いざ調理スタートです!
【用意するもの】

バター、ベーキングパウダー、塩、卵、砂糖、牛乳、バニラエッセンス

薄力粉

薄力粉とベーキングパウダーは2〜3回ふるいにかけておきます。

バターは常温に戻し、泡立て器で白っぽくクリーム状になるまでよく混ぜます。

そこに塩ひとつまみ。

お砂糖も数回に分けて加えます。

溶き卵も数回に分けて加えます。

牛乳とバニラエッセンスを加え、よく混ぜあわせます。

ふるいにかけた粉類を2〜3回に分けて、さっくり混ぜあわせます。

あまり躍起になって混ぜなくても大丈夫。
生地を寝かせると馴染むので、ところどころ白っぽく粉っぽくても、大体ひとつにまとまったらOKです。

生地をラップの上に乗せ‥

生地の上からもラップを被せ、めん棒で伸ばします。

1cm弱の厚さになったらOK。
乾燥しないようにラップでしっかり包み、冷蔵庫で寝かせます。
あとは生地が冷えて落ち着いたら、型作りをして揚げます!
本当は一晩寝かせると良いのですが、今回はすぐに作って出来立てを持っていく設定なので、冷凍庫で早めに仕上げます。
ドーナツの生地は、こうして扱っている間じゅう、バターやバニラエッセンスの甘い香りに包まれます。
子供の頃、こうやってお菓子作りをお手伝いした時に、手のひらに染みこんだ甘い香りをくんくんと嗅いだことを思い出します。
ドーナツ作りはここからが醍醐味!
次回、「ものすごい砂糖のカタマリがのっかってるドーナツ」の巻に続きます。
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