
知り合いの方から、珍しいものを頂きました。
それは以前から気になっていた空也さんのもなか。
明治創業の、銀座にひっそり佇む老舗の和菓子屋さんです。
空也さんは、「安くて美味しく、体に優しい安全な和菓子を出来る範囲でつくる」という確固たるスタンスをお持ち。
今の時代に珍しく、発送、配達、カード不可です。
予約をしないとなかなか買えないし、ましてや東京から離れた所に住んでいると、自分で買うことはほぼ不可能。
ぼんやりとどんな味か気になっていた、それはそれは遠い存在でした。
うっかり存在すら忘れかけていた今になって、こんな偶然があるなんて!

うやうやしく包みを剥がすと、品のある紙箱が出てきます。

そして箱を開けると‥

綺麗に並べられた空也もなかさん。

楕円形でほんのりくびれた、小ぶりのもなかです。
お茶をいれて早速頂きました。
とても丁寧に作られた味です。
皮は焦がし皮なので、ほんのり香ばしい。
もなかにありがちな、口のなかでひっつくこともなく、うるさすぎない味と厚み。
餡は潰し餡で、ねっとりとしているのに軽い食感。
小豆の味が砂糖に潰されることない、非常に絶妙な甘さです。
いつも甘いものは少量で満足するのですが、これは2個頂いてしまいました。
当然のことながら、お茶にも合います。
お取り寄せが手頃になった今日び、おみやげの魅力の希少性がなくなりつつあります。
でも、今でもこういう不便なお店が確かに存在する。
不便さが、魅力を増す演出をしてくれることだってあるのかもしれません。
縁あってようやく頂ける、本来の「おみやげ」のありがたさ。
味は勿論、雰囲気まとめて、ご馳走様でした。
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