前篇の「男のお菓子作り!」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜キャシーの優しいレシピ の巻〜
スポンジ部分は、もう焼くだけ。
型に流す前に、今回の主役であるパインをセットしていきます。
まずはケーキ型を用意。底に、型にそって切ったクッキングシートを敷きます。

作中のケーキを見ながら、パインを散りばめていきます。
焼いた後にひっくり返すので、パインはそのままの配置ではなく左右反対です。

さあ、パインを乗せ終えたら生地を流し込みます。

生地を注ぎ込む時は、まわしかける必要はありません。
中央から動かさずに注ぐと、自然に全体に広がります。

注ぎ終わりました。

大きな気泡を取り除く為に、爪楊枝で生地の表面をジグザグに混ぜておきます。

予熱していた180℃のオーブンで30分ほど焼きます!
ケーキや焼き菓子は、ひと通り落ち着いたこの焼き時間が好きです。
まだかなー、とそわそわして、ちょうど他のことをして忘れ始めた頃、ふわっと甘い香りが立ってきます。

綺麗な焼き色。いい感じです。

手で触れられる温度になったら、型からケーキを取り出します。
なるべく熱いうちがおすすめ。
パインがどうなったか気になりますが、底のクッキングシートは剥がさずそのまま。

クッキングシートごとラップで包んで、焼けた後は手早く保湿です!
焼きたてのケーキは、見る見る間に水分が飛んでしまいます。
何も被せないまま冷ますと、せっかく上手に焼きあがってもスポンジがパサパサしてしまうので注意。

ラップで包んだ状態で、ケーキを休ませます。
休ませる時は、どちらを上にしてもOK。

放熱が落ち着いたら、ラップと型の底を剥がします。

うっすら見えるパイン。

ラップ効果で、クッキングシートに生地がつくことなく剥がれます。
これでケーキは完成。

「さぁ、食ってみな!パインケーキさ。
この前食わせてもらったら、これがえらくうまくてな!作り方を聞いてきたんだ」

ホールにそのままフォークを刺して、一口。
「美味しくない…美味しくないよ…お兄ちゃん」
いいえ、美味しいです!
表面を最後に焼いて、もっと焦げ目をつけたほうが再現度が高いかな?とも思ったのですが‥
良い香りがしていたので、美味しくなくしてしまうのが勿体無くなってしまいました。
見た目は、ちょっと華やかさがなく寂しいですが、味は最高。
じゅわっとパインから果汁が出て、しっとりしたスポンジに染みこんで美味しい。
チョコレート系のしっとりしたケーキは重厚感があり、時にくどくなりがち。
ですが、フルーツ系のしっとりケーキは爽やかで、ひょいひょい行けちゃいます。‥食べ過ぎ注意。
アイスを沿えたり、カラメルソースを上からかけたりしても美味しそうです。
今回のような、ひっくり返して果物を見せる「アップサイドダウンケーキ」は、スライスしたものを重ねて並べると本格的な出来栄えになります。
思うに、きっと美味しくなかったのは、オーブンのないキッチンでフライパンで焼いたから。
焼いた後に保湿もなかった可能性が高いので、生地もパサパサだったかもしれません。
不慣れなケーキ作り、他にも「ラムエッセンス少々‥少々ってどのくらいだ?」なんて、分量の増減があったかもしれません。
味は美味しくなくとも、筋肉質なパイロットのオズマが悪戦苦闘する姿が、ランカの胸に響いたのでしょう。
そんな妹思いなオズマの他にも‥
「男の一人暮らしでは、きっとバターや電動の泡立て器なんてない。オーブンももしかしたらない」
そうした状況を考えて、キャシーはレシピを初心者向けに手直ししてくれたかもしれません。
パインケーキは、人から人へ繋がる、暖かな気持ちが詰まった一品なのでした。
他の果物で応用してみても楽しそうです。美味しかった!
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