〜絶対何かが入ってる の巻〜
今回作成するのは、デトロイト・メタル・シティに登場するほうれん草とベーコンのクリームパスタ。
パスタメニューとしてはごく普通ですが、クラウザーさんが食べるパスタが普通な訳がないじゃない!
デトロイト・メタル・シティは、音楽の理想と現実のギャップに苦しむ根岸青年の苦悩を描いやギャグ漫画。
マッシュルームカットにフランス映画、ポップなオシャレが大好きな根岸青年。
ポップミュージシャンを夢見て、「朝目が覚めると君がいて、チーズタルトを焼いてたさ♪」なんていうあま~い歌詞の曲をクネクネしながら歌います。
しかし、歌い方にクセがあるのか、ノリが執拗すぎるのか‥
彼の音楽性は世間に認められず、路上で歌っても「何アレ」「キモい」など、風当たりが強いです。
それだけならば特に変哲もない若者なのですが、彼は驚きの一面を持つのです。
ポップミュージシャンを希望してレコード会社と契約を結んでいる彼。
順調かと思いきや‥
ステージに立つ根岸青年は、白塗りの自称悪魔の「ヨハネ・クラウザーⅡ世」に豹変。
あろうことか、ポップとは真逆のデスメタルのバンドを組まされるのです。
「デスメタルなんて嫌いだ、僕のやりたいのはポップなんだ」とウジウジする根岸青年ですが、嫌々ながらもステージに立ち、驚きの才能を発揮。ステージの彼は、まさしく別人です。
ポップとデスメタル、オシャレと下品‥
ありえないギャップで、素晴らしきくだらない人生に、笑いが耐えない作品です。
そんな中から今回作るのは、根岸青年もといクラウザーさんが、ブラックメタル界の帝王「ジャック・イル・ダーク」の娘ケニーに案内されたバー、「サンズ・オブ・サタン」での一品。
ケニーは日本に留学経験があり、当時よく通っていたお店ということ。
店前でカップルが過度にいちゃついていたり、店内では麻薬中毒らしき人が「売ってくれぇ〜」とすがっていたり、とっても退廃的でアブノーマルなお店です。
注文を促されたクラウザーさん、イメージ商売ですので「ではコウモリと豚の血のカクテルをくれ」と言います。
てっきりないと思って、なかったら怒って帰れる!と思ったものの、マスターは戸惑うこともなく「かしこまりました」と言うではありませんか。
慌てて、「あ、やはりそれはやめて虎の脳みその煮込みをくれ」と無理難題をつけるクラウザーさんですが、それも出来ちゃう様子。
もうダメだと悟ったクラウザーさん。
「ほうれん草とベーコンのクリームパスタ」と「カルアミルク」に落ち着きました。
ケニーとディープな話をしているうちに、「うう、嫌な話聞いたせいでこの緑のクリームが気持ち悪いよ‥」とパスタをチュルルと食べていますが‥
緑のクリームが気持ち悪いのは、果たして話のせいだけでしょうか?
コウモリと豚の血のカクテルに、虎の脳みその煮込みを提供しているお店です。
そこに、ごく普通のほうれん草とベーコンのクリームパスタ‥?
むしろ、この中のメニューのチョイスとして一番「ヤバイ」のは、一見ノーマルなほうれん草とベーコンのクリームパスタではないのかと、疑問を抱いたのです。
普通のメニュー名は実は隠語で、中にはヤバイものが入っているのでは‥
なんて想像をしてしまったら、もう作るしかない!!
ということで、調理スタートです。
まずはクリームに入れる隠し味を作成します!
【用意するもの】

スルメイカ、ルッコラ、バジル、にんにく、白ワイン

不気味な色合いにする為、スルメイカの墨を使用します。

味にアクセントをつける為に、ぬたも入れます。

白ワインを注ぎます。

墨袋とぬたを破って白ワインに溶かします。

仕上げに網で空になった袋を漉します。

ルッコラとバジルは、ざくざく刻みます。

根気よく、縦から、横から、斜めから。ざくざく刻みます。

細かく刻んで、葉の水分で表面がしっとりしたらOK。

フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱し、刻んだ葉物を加えていきます。

全体に油がまんべんなく混ざるよう、混ぜます。

水分が足りないので、お水を少々加えてひと煮立ち。

沸騰したら、イカ墨を溶かした白ワインを加えます。

悪魔的な見た目になって参りました。
葉類を柔らかくする為、5分ほど煮込みます。

5分経過。
なかなか、葉類がでろでろになってデスメタルのイメージにぴったりになってきました。
あとはこれを隠れベースに、ほうれん草とベーコンのクリームパスタを作っていく!
予定だったのですが‥
これだけでは、何だか物足りない。
もっと、「なんだコレ??」という困惑を誘うあともう少しの何かが欲しい!
どうする?そうだ、あれを入れよう!!
ということで、次回「悪魔のバター、ブチブチ込め」の巻に続きます。
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