前篇の「サラミ作ってみちゃう?」の巻をまだお読み出ない方はまずはコチラから!
〜スープの色が! の巻〜
とろ火でじっくりと火にかけるましょう。最低でも3時間が理想です。
鍋は必ず放置が基本。混ぜずにじっと待ちます。
アクが出る場合は、アクを出しきってからうわずみをそっとすくいとりましょう。
もしくは、卵の白身を加えて加熱して漉すのもオススメです。

そして一晩寝かせたサラミがこちら。
表面が乾燥してカサカサになっています。

燻製器にセットして、弱火〜中火で2時間半ほど燻します。

良い感じに色がのりました。
サラミっぽくなっているし、スモークの独特の香りがたまらずテンションが上がります。
とは言え、大きいサイズのサラミは謎の物体?カサカサになったチャーシューみたいでもあります。

いぶし終えたサラミは日の当たらない場所で風乾燥。
燻製の香りもこれで落ち着けます。
ここで、冷蔵庫等で乾燥日数を調整することによって仕上がりと日持ちに変化がでます。
ソフトサラミで良い・日持ちはそこまで重視しない場合は、風乾燥で出来上がり。
ハードなドライサラミにして、日持ちも良くしたい場合は、冷蔵庫で更に3日ほど乾燥させる必要があります。
今回はポトフに使用するので、食べやすいようにソフトサラミをチョイス。
風乾燥と、ほんの少し冷蔵庫で乾燥させます。
さて、サラミを仕上げている間に、スープが良い感じに仕上がってきます。

透き通って、ほんのり黄金色の出汁が出来ました!

野菜くずや鶏は出汁を取り切っちゃったので、ザルに濾して捨てます。
これで出汁の出来上がり!
いよいよポトフ作りです。
【用意するもの】

ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、サラミ
ブロッコリーは小房に分け、キャベツ・タマネギは芯を切り取り1/4カット
ニンジンは分厚く斜めに切りましょう。
ジャガイモは後で入れるので、ひとまず皮むきして、水にひたしておきます。

空の鍋にブロッコリーとジャガイモ以外の野菜を隙間なく敷き詰めます。

出汁を注ぎ、ローリエを数枚浮かばせ火にかけます。

沸騰したら、火をとろ火にして蓋をして1時間以上煮込みます。

ブロッコリーは軽く下茹でしておきます。

ジャガイモは面取りをします。

サラミは1.5cmほどの厚みにカットします。

煮込み終えたポトフに、ブロッコリー、ジャガイモ、サラミを加えます。
蓋をして更に30分ほど煮込めば‥
ようやく!

六天レストランのポトフ、出来上がりです。
マヤ子さんがダイアナちゃんに振る舞ったポトフ。
サラミがほどほどに似た外観になりました。
全体から、燻製の香ばしい香りがほのかに香って今までのポトフとは少し違う感じ。
味にも期待が高まります。

まずはスープを頂きます。
見た目だけではなく、味も透明感があり、野菜の優しい味がクリアに広がります。
鶏の出汁で甘みとまろやかさが生まれている感じ。
ただ、それだけだと物足りない味を、燻製の香りが引き締めて大人な味わいにしています。
衝撃的なパンチ!というわけではなくて、本当にさりげなく色を変えています。
ポトフを食べる時はつい粒マスタードや胡椒を多用していたのですが、
これはそのままで食べたい味の構成。美味しい!

野菜はとにかくとろ火にこだわった成果があり、荷崩れしていないのに柔らかくて甘い!
キャベツをスプーンで割って食べられる〜!とはしゃいでしまいます。
予め野菜くずで出汁をとってから煮込んだので、野菜から味が逃げてしまう‥ということもなく
美味しく仕上がりました。
気がつけば今年初のポトフ。
上品で、ちょっと大人なひと癖ある味で‥
でも、しっかりと素材を大切にしていて、食べ終わる頃には体がぽっかぽかに温まる。
なんだかマヤ子さんの性格が出ている気がして、思わず笑みがこぼれる一品でした。
洗練さと、家庭的な暖かさのバランスがとても良かったです。
大人になった今だから理解出来たり、分かるのかもしれない作品の良さ。
当時の私は、自分が大人になってしまったから共感できず、楽しめないのだと思っていました。
でも実際は、まだ子どもだったから楽しめなかったのかもしれない。
特にマヤ子さんのお話は、大人になったほうが感情移入したり現実的問題や年数を考えて、
「マヤ子さん、良かったね!」と言い、ポトフを作ったり出来る。
大人になってから観るというのも悪くないな、と思いました。
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